医療事務 「レセプト業務」
医療事務の主な仕事といえばなんといってもレセプト業務です。
レセプトとは、診療報酬明細とも呼ばれています。
レセプトは、治療やサービスを行った際に発生した料金を示したものです。
おそらく医療事務に求められるもっとも重要な知識・技能であり、 採用する側もレセプトの作成能力があるかを重要視することが多いようです。
医療には保険制度があります。
患者さんは概ね保険で治療を受けることができるわけですが、その治療にどの程度の費用がかかったのかを計算し、そのうちの患者さんの負担分を請求するわけです。
後日、病院などの医療機関は、保険者に対して明細を発行し診療費を請求します。この診療費の請求のために発行する明細を診療報酬明細書(レセプト) といいます。
レセプト業務とは、この診療報酬明細書(レセプト)を作成し、診療報酬を請求する業務のことです。
医療機関が、保険者に請求をする際、請求内容に誤りがないか審査するために、一度、レセプトを「審査支払機関」に提出します。 審査支払機関で誤りがないことを確認できたら、保険者に提出されます。
医療費の計算は特殊な方法によって行われます。
この計算には診療報酬点数というシステムが使用されており、処置や投与した薬、行った検査などに合わせて点数が加算されていくことになります。
この点数は1点が10円という設定となっており、行った処置に合わせてどんどん点数を加算していくことになるわけです。つまり、レセプトとは患者が適切な金額で治療を受けているかどうかを確認する重要なものなのです。
この計算がうまくできないと、患者に正しい治療費の請求ができず、また保険請求にも問題が出てくることになります。
保健医療の原則は全国統一の価格設定となっていますので、同じ治療なら全国どこの医療機関で受けても同じ金額になります。
医療事務担当者は、医師の診察内容に基づいて診療報酬を点数化させて明細をつくると共に、患者さんへ医療費を請求することを仕事としています。
また、レセプト業務のほか患者さんがが加入している各健康保険組合などに診療報酬を請求する為の事務処理を行う業務もあります。
レセプトのまとめ作業や各健康保険組合等からの入金を処理するために月末に集中して仕事量が増えることがありますが、最近では大抵の病院はオンラインで一括レセプト業務を行う事ができます。
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